プロフィール
FPタクヤ
FPタクヤ
飛騨市でファイナンシャルプランナーをしています。
住宅ローン、保険、年金、教育資金など皆さんのお金に関する不安について
ご相談を受けたりアドバイスをしたりしています。

ご家族の大切な‘夢プランの実現‘に向けて全力でサポートします!
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
お名前(姓のみで結構です)
※必須
メールアドレス
※必須
ひだっちブログ › 身近なお金の役立つ情報をお届けする、FPタクヤのブログ › 保険 › 保険会社によってこんなにも違う保険料!?

2012年11月28日

保険会社によってこんなにも違う保険料!?

みなさん、こんにちは。


少し期間が開いてしまいました。

先週FP業務に関する資格試験を受けてきました。

たまの受験生気分です♪

皆さんは、仕事上の資格などの勉強はされていますか??

これからの時代、カギを握るのは専門性とマニアです!?

後半は編集後記で♪


今日も
「専門家は必要ない!ご自身でできる、生命保険診断」

をお伝えします。


皆さんが月々支払っている保険料、
条件や年齢・性別、保険金や保険期間が同じ種類の保険であれば、
保険料はどの保険会社も同じと思っていませんか??


実は諸条件がすべて同じ保険でも、保険料はかなりの差があります!!


これは30歳男性・定期保険の月々支払う保険料の例ですが、

A社・1850円

B社・2340円

C社・4320円

D社・5710円

とかなり保険料に差が出ました!!

A社とD社では3倍以上の差です。


ではなぜ、こうも違うのか??というと、
各保険会社の‘売りの商品‘であったり、企業努力というのもあると思います。

ただそれだけではない、保険会社による構造的な問題もあります!!





少しだけ専門用語が出ますが、理解をすればすごく簡単なことなので
アレルギーを出さず、読んでみてください。

FPの勉強にもなりますので♪


みなさんが月々支払っている保険料、この保険料には大きく分けると
2つの内訳に大別されます。


一つ目は「純保険料」。

これは実際の給付金や保険金、満期金などに充てられるお金です。

保険の大義でもある‘相互扶助の精神‘のもと、支払ってる保険料のうち、
他の誰かが亡くなったとき、そのご遺族のために保険金を支払う原資の部う分です。

福沢諭吉が世に広めた、素晴らしいシステムです。



この素晴らしいシステムに隠れたもう一つのお金があります。

それは2つ目の
「付加保険料」というものです。


これは保険会社が運営していくためのお金で事業費などに充てられます。


実はこの付加保険料によって大きく保険料が変わってくることがあります。


純保険料は各保険会社、平均寿命や世界の経済状況によって算出しますが、
そこまで大差はないと思います。


純保険料でも今はたばこを吸うか?とか血圧など健康状況によって、
かなり保険料が違ってきますが、
付加保険料も保険会社によってかなり違います。


これはある保険会社の一年間の収支ですが、

一年間で受け取った保険料総額が28兆円。

そのうちに実際保険金や給付金、満期金に回されたお金が19兆円。

残りの9兆円のうち、6兆円が事業費で
3兆円が保険会社の自己資本に回されました。


これは皆さんが仮に年間10万円の保険料を支払っているうち、

約7万円が将来の保険金の積み立て、

約3万円が手数料という事になります!!


これが高いか安いかは個人の判断になりますが、
少なくても3割は消えてしまっているという事です。



この付加保険料は保険会社次第という事になりますが、
付加保険料の中の‘事業費‘に大きな違いがあります。


事業費は人件費や広告費などの支出ですが、
当然会社規模によって全然違ってくるので、一概に比較できませんが、

事業費率(事業費を保険料収入で割ったもの)で比較することができます。


これは受け取った保険料うち、
事業費にどれだけの割合で使っているのかがわかります。

この事業費率が高ければ高いほど、
保険料収入のうち多額の事業費を使っているかがわかります。


そしてこの事業費率ですが、事業費率が悪いといわれている国内生保でも

7.5%から21.4%の差があります。

およそ3倍の開きがあります!!



一般人から見れば会社規模なんか関係ないので、

大事なことは
自分が払っている保険料がいかに効率よく運営されているのかいないのか、
非常に気になる部分だと思います。


このように、皆さんが支払っている保険料も保険会社によって、
ぜんぜん違うという事を覚えておいてください。



今日はここまでです。



~~~編集後記~~

僕は仕事の関係で、結構まめに資格試験を受けます。

FPは業務も幅広いので、いろいろな分野の資格があります。

皆さんの仕事に関する資格もいろいろあるかと思いますが、

今の時代、資格だけではなかなか食べていけないと言われています。

司法試験、弁護士や税理士、司法書士だって試験に合格しただけでは
なかなかすぐに食べていけず、大変だという話を伺います。

ただ、ぼくのメンターで面白いことを言っていました。

「税理士でもただの税理士ではなく、
例えばベトナム語が話せる税理士なら仕事は山ほどある!」

面白い発想だとは思いませんか??

他にこんな方を知っています。

「中国に進出したい企業専門の弁護士」

この方はとことん中国の法律を勉強したそうです。

その他には「大阪でパン屋さん専門の税理士」など。

これからは、ただ「~の専門家」ではなく、
もっと独自性、USPやマニアックな人財が重宝されると思います。

みなさんにしかできない専門性があるはずです。

一緒にマニアになりましょう(^^♪




今日も読んでいただき、ありがとうございました。

次回もよろしくお願いします!

スポンサーリンク
同じカテゴリー(保険)の記事
 地震保険料が改定!? (2013-03-14 09:28)
 4月から生命保険が改定!? (2013-03-12 04:24)
 保険期間と、払込期間の関係。 (2012-11-05 11:47)
 保険がわかった!終身保険編!! (2012-10-31 15:15)
 保険がわかった!養老保険編!! (2012-10-24 14:21)
 保険がわかった!定期保険編!! (2012-10-22 16:23)

Posted by FPタクヤ at 13:17│Comments(0)保険
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。