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ひだっちブログ › 身近なお金の役立つ情報をお届けする、FPタクヤのブログ › 時事問題 › 話題のニュースから学ぶ!第1回・尼崎事件!!

2012年11月02日

話題のニュースから学ぶ!第1回・尼崎事件!!

みなさん、こんばんは。


昨日の中日新聞でFPの特集がやっていました!!

独立系FPとしてはうれしい限りです\(^o^)/

詳細は編集後記で♪



今日は趣向を変えまして、題して

「話題のニュースから学ぶ!」

ということで第1回は、

尼崎連続殺人事件から、FP的切り口でお伝えしたいと思います。


毎日のようにニュースになっているこの事件、ホント恐ろしいですね。


真相が明るみになっていくにつれて、保険金殺人の様相を呈してきました。


ご年配のおばあちゃんがそこまでするのか!!といった感じで
人間の欲といったものは、いくつになっても計り知れないということが
つくづく実感しました。


今回の事件の中で、容疑者が住んでいた最上階のマンション、
あの不動産はもともと本人名義ではなかったみたいですね。


元所有者の男性は、容疑者の義理の兄にあたる方らしく、
亡くなった後、容疑者が住んでいるようです。


当時義理の兄は、住宅ローンを組んで月々返済していたようで、亡くなった
後は住宅ローンが消え、返済を必要とせず、容疑者が住んでいました。


この「亡くなったら住宅ローンが消える」は、

今回のケースだけではなく、みなさんや知り合いの
住宅ローンを返している人は、誰でも起こりうることです。


その正体は・・皆さんおなじみの・・

「団体信用生命保険」(以下、団信)という保険です。


この団信は生命保険の一種で、万が一住宅ローンを組んだ方(債務者という)が
亡くなったり、特定の病気になった場合、その後の住宅ローンは
チャラになります。


銀行で住宅ローンを組むときに、まず間違いなく皆さんは
この‘団信‘に加入しています。


これは紛れもない、生命保険です。


「そんな生命保険、加入した覚えないよ!」というあなた、

銀行で健康状態を聞かれませんでしたか??


これは紛れもない、団信加入の手続きです。


逆に団信に入れない方や持病のお持ちの方は、住宅ローンを組めません!!


銀行にしてみれば
「債務者が亡くなったらその後の返済はどうしてくれるんだ~!?」

「それならもし亡くなったら、
生命保険で残りの債務を返済してもらうからな~!!」

みたいな理論で、団信を強制加入にしています。


いわば「命の担保」です。


こういう言い方すると少し怖い気もしますが、
遺されたご遺族にしてみれば、その後の住宅ローンは返済しなくて済むので
遺族にとっても助かる制度であることは確かです。


今回の事件はこの制度をうまく利用し、
容疑者はノホホ~ンと住んでいられたわけです。


真相はまだわかりませんが、もし容疑者が義兄を手にかけていたら・・・
保険金殺人です。



そこで今回皆さんにお伝えしたいのは、

もし万が一住宅ローンの支払いが苦しくなったら、
ご主人さんを事故に見せかけて・・・

ってこんなことしちゃだめですよ!!!


住宅ローンを組む

=団信に加入する

=生命保険金を削減する

というお話です。


銀行で住宅ローンを組むという事は、
新たな生命保険に加入したという事はお話しましたね。


では新たに生命保険に加入したという事は、

今ある生命保険は削減できる!?という事を考えていただきたいです。


例えばこれまで、賃貸に住んでいた子供2人と夫婦で暮らしていたご家族が
ご主人さんに万が一のことがあった場合、その後の遺族の資金としては、

1・その後の奥さんと子供の生活費

2・子供2人の教育資金

3・家賃などの住居費

が必要になります。


それがマイホームを手に入れて住宅ローンを組んだ後に
ご主人さんに万が一のことがあった場合は

1・と2・は同じように必要になりますが、

3・の住居費は団信によって必要ではなくなります。


固定資産税など多少は必要ですが、住宅ローンや家賃に比べたら
大した額ではありません。


では、

「賃貸の一家」と

「持ち家の一家」では


同じ家族構成、同じ収入支出で、持ち家か賃貸かの条件だけ違ったら
遺族の必要保障額は違って当然です。


なのに住宅購入前と住宅購入後では、加入している生命保険は
減額しても何の問題もありません。


なのにそれまでと同じように多額の生命保険に加入し

多額の生命保険料を支払い続けるのはもったいないです!!


これはいつでも、すぐできる事なので、

今一度、ご主人さんが亡くなったらいくら必要か!?

この部分を洗い出して、必要以上の保険はやめて

貯蓄に回しましょう(^^♪



こんな感じで週に1回程度、
時事問題からFP的な提唱をしていきたいと思います。



次回は前回の続きに戻りますので、楽しみにしててくださいね!!


今日はここまでです。



~~~編集後記~~
昨日の中日新聞にFP特集が掲載されていました!!

日本にFP資格ができて25年、最近少しずつではありますが
ようやくFPが認知されだしました。

僕も10年前にFP資格を取りましたが、当時と比べても
周りの認知度はかなり違うことが実感しています。

それでも僕の地元の岐阜県飛騨地方では、まだまだ認知度は低いし、
独立系のFPなんて数人しかいません。

しかも今だにFP=保険のイメージが強いらしく、

僕ら独立系FPとしてはまだまだ周知活動をしていかなければいけません!!

これからも独立系FPとして、
身近なお金のアドバイザーとして活動していきますので

これからもよろしくお願いします!(^^)!


ちなみに「独立系FP」とは
企業に属さず、自らFPを行っている者の事を言います。

対義語で「企業系FP」というのがあります。

これは金融機関や保険会社、不動産会社や税理士事務所などに勤めながら
FP活動をしている者を言います。


今日も読んでいただき、ありがとうございました。

次回もよろしくお願いします!



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Posted by FPタクヤ at 16:44│Comments(0)時事問題
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